機密情報の取り扱いには要注意!
トヨタ、ホンダ、日産と国内自動車メーカーの担当を20年間していましたが、どのメーカーでも発売前の商品情報を取り扱う業務が多かったので機密情報の取り扱いには最大限の注意を払っていました。
特に注意をしていたのが、公共の場で機密情報に関する内容の話をする時でした。
「その件につきましてはここではお話しできないので後ほどメールします」
「電話ではお伝えできない内容なので、明日お会いした時にご説明します」
というように「どこで」「誰が」聞いているかわからないので、口頭で伝えることを一切しませんでした。
また、プロジェクト関係者内でもどこで機密情報が漏れるかわからないので、今度の新しい○○○というような車名では表現せず、開発呼称という別の呼び名で意思疎通をしていました。
ちなみに開発呼称は、各自動車メーカーとも3〜4文字のアルファベットと数字の組み合わせで構成されており、どの車が何の開発呼称だったかわからなくなることが多々ありました。
しかし、開発呼称(車名)というようなデータ上のメモや手書きのノートに記録することはNGなので、わからない時は誰かに聞くしかなかった。
部下や協力会社に機密情報に関する意識を高めるためにしていたことは?
私の場合は、”常に最悪の事態を想定して行動するように”と伝えていました。
最悪の事態とは?
電車の中やカフェで休憩している時の会話で発売前の新機能の話していた
↓
後ろにいた人がその会話を聞いて、SNSで拡散されてしまった
↓
新商品の目玉だった機能が発売前に情報漏洩
↓
取引先から賠償請求&今後の取引を停止
↓
情報漏洩した会社としてレッテルが貼られてしまい、他のお客様からも取引停止に
↓
会社は倒産。社員全員が職を失う
最悪の場合、このようなことも起こるかもしれないという意識を常に、日々の業務に十分注意を払って行動するようにと言い聞かせてました。
こういったことも社会人になるためには知っておくべきことです。
ちょっとした気の緩みで話した会話が信用問題へと発展し、自分だけでなく周りの人にも大きな損害を与えてしまうことがあるということ。
学生向け支援 ベーシックコース 4. 仕事理解
https://mbe-consulting.net/content2.html#student
ベーシックコースの 4. 仕事理解では、このような実際にビジネスの現場で起こっている事例を交えながら「社会人としての仕事とは何か」や「社内外のコミュニケーションはどうやって取れば良いか」などを学ぶことができます。
2021年9月13日
