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5年後の将来が見えないというご相談 3

第三話

自己理解ってどうやるの?

その後、正式にキャリア面談の申し込みがあり週1回のペースで1時間の面談を行うことになりました。

私からは、

これからどのような計画で面談を行なうかをまずご説明しました。

また、最終のゴールをどこに設定するかの合意をえた後に前回の面談の続きを再開しました。

最初にお伝えしたのは、

「将来に対する不安は誰にでもあること」

「将来の不安と向き合うのは良いこと」

「あまり思い詰めず、気楽に考える」

と言うことをお願いしました。

その上で自己理解を深めていく事をお伝えしたのですが、

「自己理解ってなんですか?」

「どうやってやるんですか?」

こんな疑問が本人の中に発生したようです。

確かに聞き慣れない言葉かも知れません。

自分のことは自分が一番わかっているようで、実はわかっていないものです。

でも、自分自身を知ろうと思っても、実際考えてみると難しいんです。

それは、自分を客観的に見ることができないからなのです。

ここで1つ目のアドバイス

自分の周りで働いている人から情報を得てみましょう。

「身近にいる人や一緒に働いている人からの言葉や態度を参考にしてみてはどうですかね?」

私からは、自分を理解する上でのヒントとしてお伝えしたのですが、

「そんな事を言われても、周りが自分のことをどう思っているかわからないですよ」

「過去に言われた言葉や態度を気にしたこともないてすよ」

「そもそも将来に対する不安と自己理解に何の関係性があるんですか?」

半分怒ったような表情で返ってきました。

「確かに将来の不安と自己理解は結びつかないと思われるでしょう」

てすが、

自分の事を理解していない

得意、不得意がわからない

自分の得意な能力を活かすことができない

将来に対する不安が解消できない

このように、己を知ることはあなたの将来にとってとても大切なことなんですよ。

「己を知り、相手を知ることで自分の将来が見えてくるので、まずは一緒に自己理解を深めていきましょう。」

「わかりました」

「まずは、周りの人から言われた自分に対することを思い出し、メモに書き出しておきます」

半信半疑な表情でしたが、とりあえず私を信じてくれたようです。

コンサルタントとクライアントの間で必要なのは「信頼関係の構築」です。

コンサルタントはクライアントに不安がらせてはいけません。

コンサルタントを信じてもらえるよう、相手の感情に寄り添いながら一緒に解決していきましょうという内容をこの日の最後の言葉として伝えました。

※ 匿名での記載をご本人の了解を得て掲載しております

2022年7月27日

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